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夏休みの読書

2025年07月21日

夏休みと言えば、旅行というのがコロナ前までの定番だった。往復の移動中に読む本をすぐに取り出せるところにしまい、乗り物が動き出すとともに本を開く。しかし当然のことながら、佳境に入ったところで目的地に着いてしまう。それでも残りは旅行中に読もうと思っては、挫折するということの繰り返し。旅先ではあちこち見て回りたいし、美味しい食事も楽しみたいし、観劇やコンサートにも行きたい。というわけで、毎日本を持ったまま出かけはするが、本を読める場所がなかったり、時間が足りなかったりしてなかなか読み進めない。そのうちに本屋を見つけ、ついたくさん買い込んでしまい、帰る前には持ってきた本も読み終えていないのに、新しく買った本でいっぱいの荷物を自宅宛に郵送するのがお決まりだった。

真夏の夜の夢

2025年06月20日

夏至と言えば、思い出すのがシェイクスピア初期の傑作『真夏の夜の夢』。夏至の頃にその力が増すという魔法の花のエキスを用いた、間違いに次ぐ間違いのドタバタ喜劇は、作者の没後400年が経った今でも、真夏の人気上演作品である。演劇やシェイクスピアが好きな人なら、ロンドンのグローブ座で鑑賞したという向きもあるだろう。しかしこの有名な作品の有名な誤解は、作品の舞台がいつ、どこに、設定されているのかである。

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Shakespeare, A Midsummer Night's Dream 
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